4月末にとうとうフルサイズカメラD600のレンズキットを買い増ししました。
それに伴いフルサイズ用広角ズームとしてこのレンズを購入しました。
最後まで比較し迷ったのはTokinaのAT-X 17-35 F4 PRO FX 17-35mm F4です。
迷った理由は、以下のように評判がよいからです。
○価格comのレビューでもみなさん満点の評価です。
○月刊誌「カメラマン」4月号の中で比較特集記事で、この2本のレンズの他に2本のニコンの広角ズーム(AiAF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED, AiAF Zoom Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED)とも比較して総合評価が最も高いです。
ネットでよく探せばこのレンズは新品で5万円台なかばで新品を購入することができ、抜群にコストパフォーマンスの高い広角ズームだと思います。
しかし以下の点がどうしてもゆずれずNikonのAF-S18-35mmを購入することになりました。
○Tokinaのこのレンズはフィルターが82mmであること。
あらたにこのサイズの保護フィルター、NDフィルター、CPLフィルターを購入するとかなりの出費です。
○純正であることの安心感
それまで使っていたTokinaのAT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4は、D7000でライブビューでのオートフォーカスができず、メーカーでファームウエアアップデートをしてもらって使えるようになりました。そのようなことから純正レンズの安心感は大きいと思っています。

D600にこのレンズを装着した状態です。D600とこのレンズで合計1.235KG(850GM+385GM)ととても軽いです。
ちなみにD7000にAT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4だと合計1,480G(780GM+600GM)で、むしろこちらの方が重いです。
植物園にてポピーを見上げるように撮影しました。

18mm F4.5 ISO 100
何も手を加えずに現像したものです。右上に太陽を入れてワイド端で撮影しましたが、ゴースト等は発生していません。

35mm F4.5 ISO100
望遠端で撮影したものです。

D300+ TokinaAT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4で4月13日撮影
30mm(35mm換算) F11 ISO 1600 SS1/640

D600+AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDで5月2日に撮影
35m F11 ISO 100 SS 1/2000
ほぼ同じ場所で撮影した2枚です。一見同じような写真ですが、よく見ると写真の印象がずいぶん違います。Nikonの18-35mmの方が上品で繊細な描写だと私は感じました。(カメラも違うので、厳密なレンズ比較とは言えませんが。)
キットレンズであるAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRとともにこの広角ズームも非常にリーズナブルな値段なのに性能もよく、D7600におすすめのレンズだと思います。
ちなみにそれまで使っていたAT-X 124 PRO DX II 12-24mm F4オークションで売却しました。風景撮りにはいつも連れ出していたお気に入りのレンズなので、なんか「レンズをドナドナする」という表現の意味がはじめて身にしみて感じました。